2009 Fiscal Year Annual Research Report
Xp11転座腎癌の悪性度を規定する分子機序の解析及び疾患特異的分子標的治療の確立
Project/Area Number |
21791491
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
駒井 好信 Tokyo Medical and Dental University, 医学部附属病院, 医員 (50527067)
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Keywords | 医療・福祉 / 臨床 / 癌 / 病理学 / 薬物 |
Research Abstract |
基礎的研究として,PRCC-TFE3遺伝子,ASPL-TFE3遺伝子永久導入ヒト胎児腎細胞(HEK293細胞)の確立を目指し,TFE3転座遺伝子のプラスミドを用いたtransfectionを行った. G-418を用いてtransfectantの確立を試みるも,導入されず,他種の細胞も用いたが,奏功しなかった.このため,同様の手技によるIn vitroにでのXp転座腎癌の実験は困難と判断し,現在はマウス胎児腎細胞を用いたtransfectant確立を検討中である. 臨床的研究として,若年性(45歳以下)限局性腎癌症例では無再発生存率が同等であるにもかかわらず,癌特異的生存率が通常の腎癌よりも良好であること(1)を,1142例の大規模なコホートを用いて示した(第97回アメリカ泌尿器科学会総会にて発表).予後に差異を認める理由としてXp染色体転座腎癌の存在を示唆する結果(2).であった.(1),(2)はいずれも海外の文献を含めてこれまでに報告されておらず,初めての知見と考えられた.
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Research Products
(2 results)