2010 Fiscal Year Annual Research Report
補綴装置の最適形態を導く,構音を用いたシミュレーションシステムの開発
Project/Area Number |
21791879
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
隅田 由香 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (10361693)
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Keywords | 発声 / 声道 / 3次元モデル / 構音 / シミュレーションシステム / 補綴装置 / /i/ / 最適形態 |
Research Abstract |
23年度では,予備実験より,CTあるいはMRI撮影時に通常の撮影であって,発音をしている状態の撮影がなされていなければ,モデル化をおこなっても,補綴装置の最良の形態を導き出すシミュレーションシステムの構築には適さないことが判明した. そこで,発声時に撮影されたデータから3次元モデルに作製することを目的とした. まず,ATRが公開しているMRIデータから/i/発音時のMRIデータをスライス画像3次元化ソフトウェアMimics10.01を用いて声道部分の抽出を行った.口腔内に存在する金属製補綴物により,画像が金属アーチファクトをおこしている部位については,その前後の画像より,歯牙や軟組織の位置を視覚的に推定し,抽出をおこなった.得られたたデータをもとに3次元モデルを作成した.モデルの材料にはエポキシ樹脂を用いた. また,副鼻腔炎にて耳鼻科にて精査が必要とされた患者に対し,CT撮影時に/i/の発音を持続的に行ってもらい,そのデータを上記と同様の処理を行い,3次元モデルを作製した.
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