2011 Fiscal Year Annual Research Report
顎顔面補綴患者における術前および術後経過の評価に関する研究
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21791885
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
村瀬 舞 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60507771)
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Keywords | 顎顔面補綴患者 / 発音機能評価 / Quality of Life |
Research Abstract |
今回の研究では本学顎義歯外来を受診する術前患者を対象に術前、術後1~2週間、術後1ヶ月程度、術後3ヶ月、術後半年、術後1年をめどに、各時点での機能評価とアンケート調査により患者の回復度を明らかにし、発音機能評価で得られた客観的評価と患者主体のアンケート調査で得られた主観的評価の相関関係を検討することを目的としている。方法は発音機能評価である、発語明瞭度検査(日本語100単音節について患者音声を録音し、5人の検査者が聞き取りを行う)、フォルマント分析(5母音のフォルマント値よりFormant1-Formant2グラフを作成し舌の動きを中心とした構音障害を確認する)、喉頭雑音のパラメーター分析(喉頭雑音の程度により口腔から声帯における異常を検出する)を行った。また、QOLのアンケート調査としてOHIP-J;Japanese version of the Oral Health Impact Profile(患者の口腔関連QoLを測る)、UW-QOL;University of Washington Quality of Life Questionnaire(頭頚部領域で広く用いられているアンケート調査法)を行った。前年度、本年度に得られたデータをさらに経時的に追跡し、また今後さらに研究に参加する患者総数を増やす必要があると考えられる。また、本学歯学部口腔外科、本学医学部頭頚部外科および他施設からの顎顔面欠損が生じる可能性のある患者の紹介を受ける際、術前からの診査診断、術直後に装着する術後即時シーネの作製のために本学歯学部顎義歯外来に受診していただくよう、各科の更なる連携を強め、理解を深めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
被験者の協力を得た場合は検査に負担が少ないため、回復期においても検査が可能であり、途中で検査が遂行できないということが少ないため。
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Strategy for Future Research Activity |
手術の回復度が非常に多様であり、また追加治療を行う場合もあるため、検査できる時期が個々により変わってきてしまうことが多い。また患者の精神的負担が過重な時期になるため、手術前に検査の同意が得られないケースも多い。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] Differences In Articulation Disorders Between Aramany Class I and Class II2011
Author(s)
Sumita Y.I, Hattori M., Inohara K., Nagai H., Kosaka M., Murase M., Otomaru. T., Hoshiai T., Haraguchi M., Taniguchi H
Organizer
International college of prosthodontists
Place of Presentation
Hawaii, USA
Year and Date
20110908-20110912
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