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2009 Fiscal Year Annual Research Report

意図的なクレンチングによる咀嚼筋リラクセーションプログラムを作る

Research Project

Project/Area Number 21791914
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

金村 清孝  Iwate Medical University, 歯学部, 助教 (50343439)

Keywordsクレンチング / 携帯型筋電計 / 筋弛緩法 / ストレス / 心理テスト / リラクセーション / 顎関節症 / 日常生活環境下
Research Abstract

目的:21年度では,クレンチングと心理特性の関わりを明らかにするため,携帯型筋電計による日常生活環境下での筋電図計測結果と3種類の心理テストを用いて両者の関連を追究した.
方法:本研究の主旨に同意が得られた37名(女性14名,男性23名,平均年齢27.4歳±4.7歳)を被験者とした.日常生活環境下で生じるクレンチングを筋電図学的に判定するため,当講座で開発した携帯型筋電計を用いて食事を含む5時間の側頭筋部筋電図記録を行った.最大咬みしめ時筋活動量を100%MVCとして,非機能運動時に20%MVCを越えて3秒継続して筋活動が認められた場合をクレンチングイベントありとし,各被験者をクレンチング群Oと非クレンチング群に分類した.
また,各被検者の心理特性を調べるため,MAS,SDS,CMIの各心理テストを測定同時期に配布,回収し分析を行った.MASではI,II,SDSでは48以上,CMIではIII,IVを心理的問題ありと判定した.これらとクレンチングの発生状況との関連を調べた.
結果と考察
1. 筋電図計測結果より,クレンチング群は23名,非クレンチング群は14名に分類された.
2. クレンチング群と非クレンチング群における各心理テストの結果から,MASで心理的問題有りと判定されたのは,クレンチング群で23名中13名,非クレンチング群で14名中0名であった.
3. クレンチング群と非クレンチング群の非機能運動時における総筋活動量は,クレンチング群が非クレンチング群に比べ約3倍大きく,両群間に有意差を認めた(p<0.05:Mann-Whitney U-test).
顎関節症発症の要因として,高度の不安傾向が報告されている.本研究では,クレンチング群におけるMASで心理的問題ありと判定されたものが多く,日中のクレンチングと高度の不安傾向との関連が明らかとなった.

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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