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2010 Fiscal Year Annual Research Report

総義歯治療の難易度を判定する顎堤診断用スケールの開発

Research Project

Project/Area Number 21791919
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

石原 広  昭和大学, 歯学部, 助教 (30514864)

Keywords顎堤診断用スケール / 咀嚼能力評価 / 満足度評価 / 義歯評価 / 時間調査 / 症例難易度 / 無歯顎堤
Research Abstract

無歯顎者の顎堤における簡便で客観的な評価方法の確立を目指し,当教室で開発してきた顎堤診断用スケールを臨床応用可能な状態へと改良し,その臨床的有用性を明らかにしてきた.そこで今回,個々のバイオメイカニクス特性との関係を明らかにし,顎堤診断用スケールの臨床応用への妥当性の証明,形態的条件からの難易度判定システムの構築を検討した.
はじめに,上下顎無歯顎者30名を対象に改良したスケールを用いた形態評価(高さ・段面形態)を行った.評価者は被験者1名につき3名とし,主観的評価と顎堤診断用スケールを用いた評価を行った.評価部間,V型,平坦)で評価した.次に,先と応用の被験者を対象に義歯装着後の機能評価を実施した.被験者による咀嚼能力評価と満足度評価,評価者による義歯評価と時間調査(義歯調整回数,診療時間)を行った.これらのデータから多変量解析を用いて,形態的条件からの難易度分類が義歯装着後の機能評価にどのような関係があるのかを現在,検証中である.
検証結果が明らかとなれば,本スケールを用いて症例難易度を分類できることで,患者を補綴専門医や高次医療機関に紹介する判断基準となり,今後のエビデンスに基づいた歯学の発展に大いに貢献できると考えられる.さらに質の高い医療を提供することで患者のQOLの向上に寄与できると考えられる.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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