2009 Fiscal Year Annual Research Report
3Dモデリング法を応用したエピテーゼ製作の簡便化に関する研究
Project/Area Number |
21791925
|
Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
吉岡 文 Aichi Gakuin University, 歯学部, 非常勤講師 (50468998)
|
Keywords | 3次元形状計測 / エピテーゼ / CAD / CAM / 3Dデジタイザ |
Research Abstract |
i.研究の主旨を説明し,同意の得られた健常者3名に対し,3Dデジタイザ(RexcanIII, Solutionix社、3dMD face system, 3dMD社)による顔面光学印象採得を行った.RexcanIIIは光源にハロゲンランプを使用しており,被写体への被害が少なく,開眼状態での使用も可能である.また3dMDは写真測量法の原理を用いて立体画像を撮影する装置であり、瞬時に物体の表面形状を取得できる.得られた画像はSTLファイル形式にて出力後,画像処理ソフトウェアFreeForm Modeling (Sensable社)にて三次元画像構築され,立体画像を得た.また非接触型3次元デジタイザーVIVID910(コニカミノルタ社)を用いて顔面の表面形状計測を行い、画像処理ソフトウェアFreeForm Modeling (Sensable社)にて三次元画像構築し,立体画像を得た. ii.3種類の立体画像を画像編集ソフトウェアGeomagics studio/qualify (geomagics社)を用いて重ね合わせ,その表面形状の再現性,寸法精度について比較検討した.また,3種の方法について,その所要時間,有用性,操作性を比較し,検討した.精度,表面形状の再現性についてはRexcanIIIが最も鮮明に皮膚細部の表面形状を再現していた.寸法については、RexcanIIIが最も優れた再現性を示した.有用性については、3dMDが最も撮影時間が短く(0.15秒)、体動によるぶれの影響が少なく、乳幼児や不随意運動の多い有病者の撮影に適していると考えられる.VIVIDは撮影時間が長い(7秒)ため、撮影に際し、特別な固定装置が必要であった.
|
Research Products
(2 results)