2009 Fiscal Year Annual Research Report
光トポグラフィーによる低出生体重児の摂食機能発達過程と大脳皮質活動の解明
Project/Area Number |
21792095
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
内海 明美 Showa University, 歯学部, 講師 (40365713)
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Keywords | 低出生体重児 / 光トポグラフィー / 摂食機能発達 / 離乳 / 行動分析 / 育児支援 |
Research Abstract |
近年増加している低出生低体重児の育児支援において、スムーズな離乳の進行は大きな課題の一つである。本研究は、離乳前後の低出生体重児における摂食機能獲得と大脳皮質活動との関連について、光トポグラフィーを用いた脳活動測定および反応行動の分析を行い、発達変化の分析解明を行い、離乳に関する新たな指標または離乳完了に関するメルクマールを得ることを目的として、解析システムの構築および実際の測定を実施した。 本年度は、ベースラインとなる出生体重2500g以上の満期産児10名の脳活動測定および行動分析を実施した。脳活動はROI設定を行うことで、提示刺激の違いによる発達変化を分類することが可能であることが明らかとなった。行動分析については、新規購入したジ・オブザーバーXTを用いて、注視時間、口腔周囲の運動や上肢運動、発声時間について検討を行った。4-5ヵ月齢において、母親の食事風景のVTR呈示時に、口腔周囲の運動が有意に増加する児が見られたが、反応行動が児によって様々であり、パターン分類を行うには、さらなる測定を継続し例数を増やす必要があると考えられた。 低体重児については、離乳の経過に関するアンケート調査を実施し、満期産児との比較検討項目について検討を行った。脳活動解析については、修正月齢で満期産児と同様の傾向が認められたが、例数が少ないため継続して検討を実施する必要性が示唆された。
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Research Products
(3 results)