2009 Fiscal Year Annual Research Report
am3遺伝子の同定とSNPsを用いたリスク診断法確立のための基礎的研究
Project/Area Number |
21792102
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
成山 明具美 Tsurumi University, 歯学部, 助教 (90440304)
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Keywords | 分子遺伝学 / 歯の発育異常 / am3遺伝子 / リスク診断 / ELマウス |
Research Abstract |
歯の先天欠如はヒトの歯の発育異常のうち最も一般的なものの一つであり、歯列や咬合の異常を引き起こす原因の一つとされている。歯の発生に関する遺伝子については多く報告されているが、歯の先天欠如のメカニズムについての詳細は明らかにされていない。 本研究の最終目的は、第三臼歯が先天的に欠如しているELマウスを用いて、第三臼歯先天欠如の主要な原因遺伝子を同定し、さらに、single-nucleotide polymorphisms(SNPs)を用いた歯の先天欠如の遺伝子リスク診断を行うための基礎的なデータを得ることである。 本年度は、第三臼歯先天欠如の主要な原因遺伝子が存在している可能性が高い領域であるam3領域に存在する既知の候補遺伝子(Lef1、Egf)およびam3領域以外で歯の発生に関する既知の遺伝子(Shh、Pitx2、Bmp2、Bmp4、Msx1、Msx2、Pax9、Gli1、Gli2、Fgf4など)について、EL/KWLマウスとELとで、RNA発現量の変化を明らかにすることを目的とした。 これまでのところ、5、7、10日齢のEL/KWLマウスおよびELマウスを各10匹づつ安楽死させ、下顎骨を摘出し、実体顕微鏡を用いて第三臼歯相当部の組織を取り出し、totalRNAを分離、精製した。そして、Real-timePCR法を用いて、am3領域に存在する既知の候補遺伝子Lef1、Egfおよびam3領域以外で歯の発生に関する既知の遺伝子(Shh、Pitx2、Bmp2、Bmp4)のRNA量を測定し、EL/KWLとELマウスとで比較検討を行った。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] 当センターの地域障害者歯科医療への役割と来院患者の26年間の変化2009
Author(s)
中島智仁, 山本俊雄, 端山智弘, 伊奈幹晃, 倉本弘樹, 朝生博行, 池村雄介, 荒木信清, 成山明具美, 小平裕恵, 阿倍佳子, 關田俊介
Organizer
第26回 日本障害者歯科学会総会および学術大会
Place of Presentation
名古屋国際会議場
Year and Date
2009-10-31