2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21792143
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
石川 恵生 Yamagata University, 医学部, 医員 (00466640)
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Keywords | 遺伝毒性試験 / 小核試験 / コメットアッセイ / リンパ球 / 口腔粘膜 / 歯科的要因 |
Research Abstract |
平成21年度 研究進行状況について 山形大学医学部倫理委員会にて承認後に本研究を行った。本研究について説明し、書面にて同意をえられた60名を対象者とした。 <試料採取、アンケート調査および口腔内診査>仕事や趣味で化学物質の曝露がないと考えられるボランティア60名から、試料の採取として血液5cc、口腔粘膜を採取した。またアンケート調査として、遺伝毒性試験に影響を及ぼすと考えられる因子(性、年齢、飲酒習慣、喫煙習慣、ビタミン、ミネラルなどの抗遺伝毒性作用があると考えられる栄養素の摂取状況、ならびに歯磨き回数、歯磨剤使用の有無などの口腔衛生習慣に関する項目)を調査した。また口腔内の充填物、補綴物の状況、口腔衛生状態ならびにう蝕や歯周疾患などの歯科疾患罹患状況について口腔内診査を行った。<遺伝毒性試験>遺伝毒性試験として小核試験ならびにコメットアッセイを行った。どちらの試験もリンパ球および口腔粘膜で行った。(当初の予定では小核試験のみを行う予定であったが、コメットアッセイも行った。)平成22年度の予定<データ解析>遺伝毒性試験ならびにアンケートおよび口腔内診査で得られた情報を用いて統計解析(多変量解析)を行っている。従属変数は、遺伝毒性試験の結果であり、独立変数はアンケート情報および口腔内診査によって得られた情報である。これらの解析を終了させ、得られた結果について、学会発表ならびに論文作成を行う予定である。なお学会発表は第59回日本口腔衛生学会・総会を予定している。
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