新卒看護師とプリセプターがとらえる効果的サポートの相違

2010 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 21792174
• Research Institution: Mie University
• Principal Investigator: 久田 雅紀子 三重大学, 医学部, 助教 (70437101)
• Keywords: 新卒看護師 / プリセプター / サポート / 離職

Research Abstract

(研究目的・意義)
1.新卒看護師自身が職業継続意識が向上したと認識しているサポート内容を明らかにする。
2.新卒看護師にとって、一番身近な先輩看護師であるプリセプターが新卒看護師の職業継続意識の向上を促したと考えるサポート内容を明らかにする。
3.上記1、2の内容を踏まえ、両者の認識の相違や、それによる影響を明らかにする。これにより、新卒看講師に対する有効なサポート内容を明らかにし、早期離職の防止や看護ケアの質の向上につながると考えられる。
(研究実績)
平成22年3月～4月に看護系大学を卒業し、医学部附属病院に就職した者のうち研究参加の同意が得られた新卒看護師7名とプリセプター8名の計15名を対象にインタビューを実施した。新卒看護師に対するインタビュー内容は、「就職してからの印象的な出来事や場面」「サポートされていると実感できた先輩看護師の関わり」等を中心に行い、プリセプターに対しては、「新卒看護師に対する印象的な関わり」「プリセプターとして新卒看護師をサポートできたこと、できなかったこと」「新卒看護師の指導で気をつけている部分」等を中心に行った。現在、インタビュー内容を分析中である。