2009 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャルスキルズトレーニングを用いた看護学生のコミュニケーション教育の有用性
Project/Area Number |
21792181
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
阿部 智美 Miyagi University, 看護学部, 助教 (70347201)
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Keywords | ソーシャルスキルズトレーニング(SST) / 看護学生 / コミュニケーション |
Research Abstract |
本研究の目的は、看護学生が患者とのコミュニケーションを学ぶために、ソーシャルスキルズトレーニング(Social Skills Training以下、SSTと略記する)を用いたコミュニケーション教育を行い、グループインタビューから、その有用性を明らかにすることとした。本研究の遂行にあたり、平成21年度は主に研究実施に向けた準備を行った。はじめ、看護学生、看護師を対象としたSSTに関する動向を明らかにするために、これまでに発表された国内における看護学生、看護師を対象としたSSTに関する文献検討を行った。その結果、看護学生、看護師を対象としたSSTの運営状況やSSTの実施によって得られる効果等について、その傾向が明らかになった。これらは、次年度以降、学会等で発表をしていく予定である。次に、SSTの運営方法についてより詳細な情報を得るため、SST研修会等に参加した。SST研修会等で収集した情報や看護学生を対象としたSSTに関する文献等から、SSTの運営方法を検討し、看護学生を対象としたSST運営計画を作成した。また、看護学生を対象としたSSTに関する文献等をもとに、本研究における課題を明確にし、グループインタビューの実施方法・インタビュー内容を検討し、インタビュー計画を作成した。これらのSST運営計画、インタビュー計画は、研究計画書にまとめ、倫理委員会の審査を受け、研究実施の承認を得た。次年度は研究計画にもとづき、研究対象者にSSTへの参加協力を得て、研究データの収集を行う予定である。
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