2010 Fiscal Year Annual Research Report
看護師のキャリアデザインに関する研究:ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて
Project/Area Number |
21792182
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
竹本 由香里 宮城大学, 看護学部, 准教授 (40315578)
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Keywords | 看護学 / 看護師 / キャリア発達 / キャリアデザイン |
Research Abstract |
本研究の目的は、看護職者がワーク・ライフ・バランスを取りながら職業を継続できることを支援することを目指して、病院に勤務する看護師のキャリアデザインを探索的に検討することである。平成22年度は21年度に実施した調査からキャリアデザインについて55項目を作成し、項目選別のための質問紙調査を実施した。対象者は東北・北関東地方にある地域医療支援病院に勤務するキャリア初期から中期(経験年数1~10年)にある看護職者512名で、研究協力の得られた施設の看護管理者を通して調査票を配布してもらい、郵送法により回収した。273部回収され(回収率53.3%)、無効回答6部を除く266部(有効回答率52.0%)を分析対象とした。 対象者の平均年齢は27.4歳(標準偏差3.62)、平均従事年数は5年5カ月であった。性別は女性242名(91.0%)、男性24名(9.0%)であり、婚姻状況は未婚184名(69.2%)、既婚82名(30.8%)であった。各項目の記述統計を求め、天井効果のあった5項目とフロア効果のあった3項目、看護志向に関する5項目を除いた42項目について因子分析を行い、因子構造や因子負荷量を考慮し、6因子28項目をキャリアデザイン尺度項目として検討することとした。次に、各因子の内的整合性を確認するためにα係数を求め、α係数の値と因子間の項目数のバランス、全体の項目数を考慮して研究協力者とともに検討し、最終的な尺度として採用する項目を決定した。平成23年度は調査対象者を増やして、採用した尺度項目の妥当性・信頼性を検討していく予定である。
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Research Products
(1 results)