2009 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺全摘出術後患者の排尿障害とセクシャリティに関する看護ケアガイドラインの開発
Project/Area Number |
21792188
|
Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
升田 茂章 Kochi Women's University, 看護学部, 助教 (80453223)
|
Keywords | 排尿障害 / セクシャリティ / 前立腺がん |
Research Abstract |
今年度は、前立腺全摘出術を受けた患者が、術後の経過や退院後の生活に関してどのような経験、特に排尿障害やセクシャリティに関わる経験、困惑や混乱とそれへの対処や工夫について、また病院で受けた看護ケアや、期待する看護ケアについて明らかにするために以下のように研究を進めた。 (1) 患者用の面接ガイドラインの作成 前立腺全摘出術を受けた患者の排尿障害とセクシャリティに関する既存の文献から退院後の日常生活で起こりえる問題点や困難と予測されることを含め、患者の工夫と看護師へ期待するケアについて、患者用の面接ガイドラインを作成した。セクシャリティに関連する項目では、前立腺全摘出術後に神経移植術等新たな治療が開始されており、対象者の選定基準、又はガイドラインの再検討が必要となった。また対象者の選定基準を検討するなかで、術後の生活に関して、当初予定していた外来通院中の患者のみではなく、前立腺がん患者の患者会や、がんとセクシャリティに関連した患者会・研究会の協力を視野に、今後対象施設、対象グループを追加していく。 (2) 対象施設について 全国で100床以上の病院(がんセンター等)を中心に、前立腺全摘出術を行っている病院をピックアップした。その中から、ホームページ、病院紹介等の資料から前立腺がんに関する治療実績を確認し、さらに対象施設を抽出した。 現在、面接ガイドラインの洗練化及び対象施設・対象グループの調査を行っている。
|