2010 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺全摘出術後患者の排尿障害とセクシャリティに関する看護ケアガイドラインの開発
Project/Area Number |
21792188
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
升田 茂章 高知女子大学, 看護学部, 助教 (80453223)
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Keywords | 排尿障害 / セクシャリティ / 前立腺がん |
Research Abstract |
今年度は、前年度行った文献検討等に加え、医学系および諸外国の最新文献を含め検討し、前立腺全摘出術を受けた患者とその家族に対する看護ケアの現状として、その結果をまとめ平成24年6月の国際家族看護学会に演題登録を行った。 前立腺全摘出術を受けた患者が、排尿障害やセクシャリティに関わる経験、困惑や混乱とそれへの対処や工夫について、また病院で受けた看護ケアや、期待する看護ケアについて明らかにするために以下のように研究を進めた。 ・患者用の面接ガイドラインの問題点の抽出と洗練化 前年度作成した面接ガイドラインに関して、最新の文献検討を追加しながら、患者の工夫と看護師へ期待するケア、医療的処置に関する期待度等について、内容の変更を行いながら患者用の面接ガイドラインを作成した。昨年度検討課題としていた前立腺全摘出術後に神経移植術等を受けた患者の場合に関しては、術後の経過を踏まえ研究対象者となって頂く場合のことを考慮し、対象者の選定基準とした。 検討された事項を修正した面接ガイドラインを洗練化するため、医師および臨床看護師にガイドラインの内容に関して意見を求めた。さらに、それらエキスパートからの意見を踏まえガイドラインを修正し、プレテストを行った。本研究の中心概念であるセクシャリティに関して、質問内容や質問の順番や表現方法の変更が必要となったため、それらを修正し、看護倫理審査委員会の結果を待ち研究を継続していく予定である。
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