2011 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺全摘出術後患者の排尿障害とセクシャリティに関する看護ケアガイドラインの開発
Project/Area Number |
21792188
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Research Institution | 高知県立大学 |
Principal Investigator |
升田 茂章 高知県立大学, 看護学部, 助教 (80453223)
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Keywords | 排尿障害 / セクシャリティ / 前立腺がん |
Research Abstract |
学内の看護倫理審査委員会を受けた後、前立腺全摘出術を行っている医療機関の病院管理者および看護部門責任者に文書および口頭で研究の目的・意義・方法・倫理的配慮等について説明し、承諾の得られた施設より対象候補者を紹介していただいた。その後、研究者が対象候補者に連絡をとって、研究の目的・意義・方法・倫理的配慮等についての説明と研究参加の意思確認を行った。研究者のネットワークを通して依頼する場合は、紹介者から研究者が連絡を取ることについて説明してもらい、同意の得られた対象候補者を紹介していただいた。前立腺全摘出術を受けた患者の排尿障害とセクシャリティに関する既存の文献を参考に作成した面接ガイドラインを活用し半構成面接法でインタビュー(60分程度)を行った。前立腺全摘出術後患者が体験する、術後の経過や退院後の生活に関しての経験、特に排尿障害やセクシャリティに関わる経験、困惑や混乱と対処や工夫や、退院前の予測と異なっていた部分や、看護師が提供した看護ケア、期待する看護ケアを中心にインタビューを行い、内容を逐語録にし、前立腺全摘出術を受けた患者の経験や受けた看護ケア内容、期待するケア等を抽出した。これら抽出した内容から、前立腺摘出術を受けた患者用のガイドライン案を作成した。作成したガイドライン案について、内容のわかりやすさ、介入方法等について、学内研究者および臨床看護師に確認しながらガイドラインの洗練化を行った。
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