2010 Fiscal Year Annual Research Report
一般診療所に就業する看護師の感染予防看護技術に関する看護継続教育プログラムの検討
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21792190
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
名渡山 智子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 講師 (80382456)
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Keywords | 感染予防 / 看護技術 / 看護継続教育 / 一般診療所 |
Research Abstract |
本研究は、一般診療所における看護の質の維持、向上を目指し、一般診療所に就業する看護師を対象としたアクションリサーチである。まず、一般診療所に就業する看護師の感染予防看護技術に関する学習ニーズを明らかにし、その学習ニーズに合致した勉強会を計画・実施し、看護師の学習ニーズの充足の程度からプログラムの評価を行う。このプロセスを重ね、一般診療所に就業する看護師を対象とした感染予防看護技術に関する看護継続教育プログラムについて検討することを目的とする。 22年度の研究経過と実績は以下の通りである。まず、一般診療所に就業する看護師3名を対象に、感染予防看護技術に関する学習ニーズについて面接調査を行った。その結果、無菌操作技術のように原則が変らない看護技術については、ニーズとして抽出されなかった。一方、標準予防策のように比較的あたらしい感染予防の概念や行為についての学習ニーズが明らかとなった。また、一般診療所では看護師が医療器具の滅菌・消毒を行うため、滅菌・消毒法についての学習ニーズが明らかとなった。次に、明らかとなったニーズをふまえ、感染予防看護技術に関する勉強会を実施した。その結果、感染予防策については、コストなどの面から、手袋やガウンなどの感染防護具を必要なときに必要なだけ使用することに躊躇している現状もあり、病院で行われているような感染予防看護技術を、一般診療所にそのまま取り入れることに対する違和感を有する者もいた。そのため、一般診療所に就業する看護師の感染予防看護技術に関する看護継続教育プログラムにおいては、感染予防の原則を守りつつ、一般診療所に適した感染予防の方法を検討すること先決であると考えられた。
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