2009 Fiscal Year Annual Research Report
外来化学療法を受ける進行がん患者の適応に至るプロセス
Project/Area Number |
21792207
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
佐藤 直美 Hamamatsu University School of Medicine, 医学部, 講師 (10293630)
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Keywords | 外来化学療法 / 進行がん患者 / 適応 / 質的研究 / 看護学 / グラウンデッド・セオリー・アプローチ |
Research Abstract |
外来化学療法を受けるがん患者が増加してきており、日常生活を送りながら治療を継続できるメリットのある一方、副作用症状への対処など、患者らが直面する困難に注目した研究が行われるようになっている。そのなかで、何とか自分なりに治療を生活に組み込んで「適応」してきていると考えられる患者のプロセス体験に焦点をあてた研究は少ない。本研究は、外来化学療法を受ける進行がん患者の適応に至るプロセスについて明らかにすることを目的とする。また、そこから、適応を促進する看護援助について検討する。化学療法開始直後から時間的経過と共に患者の体験を追い、治療を受けながらの生活に適応していると考えられるまでのプロセスを抽出する手法をとるため、より現実に即したかたちで患者がどのようなことを体験し、それにどのように向き合い、対処しているか、その中でどのようにその生活に適応していっているかを明らかにできると考える。そして、よりタイムリーな支援として、患者にどのような看護が求められるか、示唆が得られることが期待できる。 本年度は研究計画を大学医の倫理委員会に諮り研究実施の承認を得た。研究実施施設の診療科長、主治医に研究協力、患者の紹介を依頼した。次年度データ収集のための面接関始予定である。
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