2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21792235
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
小野 美穂 Fukuoka Prefectural University, 看護学部, 講師 (20403470)
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Keywords | ピア・サポート / 患者ボランティア / どう病者支援 / 慢性疾患 |
Research Abstract |
患者ピア・サポーター適用ガイドラインとして、目的:「同じ病気を体験しながら社会復帰しているピア・サポーターは、患者に対し、今後の自己の姿をイメージさせ、不安を軽減させることに加え、闘病への励みを与える。このような効果をもつピア・サポーター訪問により、病気の受け入れや精神的な立ち直りを少しでも早め、早期の社会復帰や退院後、病気と共に自分らしい生活を送ることに繋がることを目指す。」とし、「養成方針」「養成プログラム参加条件」等を明確にした。また、実際の活用の流れとして、担当医師・看護師(依頼者)→患者ピア・サポーター担当者(看護師)→患者ピア・サポーター→サポート実施→患者ピア・サポーター担当者(看護師)に報告→依頼者に報告というシステムを構築。各場面での留意事項や特に情報管理や倫理面についての徹底を行うことを明確にし、医療チームで共通認識をもつようにした。 また、前年度までのインタビュー調査:「患者ピア・サポーターが医療者と協働して同病者を支援するために必要な教育・研修内容」から挙がった項目をもとに、実際の患者ピア・サポーター養成プログラム(研修)を企画した。3日間(午後4時間ずつ)の日程とし、具体的内容は、「ピア・サポーターの役割」「ピア・サポーター活動に必要な医療知識」「患者心理の理解」「自己理解・他者理解」「コミュニケーションスキル」と題した講義、「ピア・サポーターの倫理的配慮」「(実際のサポート場面の)ロールプレイ」演習、そして、研修後の個人面談にて、感想や今後のピアサポーターとして活躍していく意思・意欲等の確認という「講義→演習→個人面談」という形式とした。 上記のガイドライン、養成プログラムに従い、今年度、「第1回患者ピア・サポーター養成研修」を開催し、5名の患者ピア・サポーターを養成した。現在、養成プログラムでの学びおよび学習効果などを検証中である。
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