2012 Fiscal Year Annual Research Report
若年性乳がん患者のエンパワーメントを促進するサポートプログラムの開発と評価
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21792238
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Research Institution | Gunma Paz University |
Principal Investigator |
萩原 英子 群馬パース大学, 保健科学部, 講師 (40438776)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 若年性乳がん / エンパワーメント / サポートプログラム |
Research Abstract |
本研究は、がん患者のエンパワーメントの性質を明らかにし、若年性乳がん患者のエンパワーメントを促進する具体的な看護支援方法をサポートプログラムとして考案し、その評価を行うことを目的としている。 これまで、文献検討を行い、国内外の先行研究より、がん患者のエンパワーメントに関する研究の動向と課題を明らかにした。次に、本研究の中心概念であるがん患者のエンパワーメントの性質について検討し、がん患者のエンパワーメントは「がん患者が、がん患者を取り巻く人々との間に構築されるパートナーシップとその相互作用の中で、患者自身のモチベーションを契機に、自律的・主体的活動、問題対処能力の獲得、自己の内的ストレングスの自覚・強化を行うことによって、がんや治療、人生に対する思いをリフレーミングする能力を得るプロセスである」と定義された。また、若年性乳がん患者の抱える身体的、心理社会的問題状況について検討し、これらの研究の結果を踏まえて、平成24年度及び25年度は、エンパワーメントを促進するサポートプログラムの作成に取り組んだ。 がん患者のエンパワーメントの重要性については、これまで、多くの先行研究で述べられてきたが、その概念の構造と特徴を明確に示したものはなかった。本研究において、がん患者のエンパワーメントを定義できたことは意味深く、この概念を踏まえることにより、がん患者のエンパワーメントの本質を捉えたプログラムを作成することができるものと考える。今後は、考案したサポートプログラムを若年性乳がん患者に臨床適用し、その効果を検証することを目標に、さらに研究を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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