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2011 Fiscal Year Annual Research Report

死後のケアからデザインする終末期患者と家族を尊重した看取りに関する研究

Research Project

Project/Area Number 21792242
Research InstitutionNiigata Seiryou University

Principal Investigator

小林 祐子  新潟青陵大学, 看護福祉心理学部・看護学科, 准教授 (20303232)

Keywordsターミナルケア / 緩和ケア / 看取り / 死後のケア / グリーフケア / 家族ケア / 看護教育
Research Abstract

本年度はこれまでの調査をもとに、医療施設における看取りの教育方法の検討を行い、死後のケアに関する教材を作成し、その評価を行った。昨年度に実施できなかった遺族に対してインタビュー調査を行い、参加できなかった時の後悔が心残りになることや参加した場合の遺族の思いは、先行研究で指摘されているようにケアへの家族参加が満足になるだけでなく、生前と同様に患者に接することや家族への配慮の必要性などが明らかとなった。一方で、グリーフケアの視点からみると医療者の対応によっては、ケアの参加がグリーフケアとなり得ないなど、家族によって差も考慮が必要であることが示唆された。
また、DVD教材の作成では、葬祭業者の調査で得られた結果から、医療職の遺体の変化に関する知識、情報提供などの連携を内容に含めた。加えて、全国の看護職を対象にした調査から得られた施設間や診療科によるケア内容の差、トラブル発生時の対応困難、知識や技術の習得への要望などを内容に含め、前述の遺族の調査結果も考慮して、DVD教材の試案を作成した。作成過程では、ターミナル患者の看護の経験者、看取りの教育にかかわる看護教員と共に内容を検討し、修正を加えた。サンプルのDVDを用いて、ターミナルケアを受講している看護学生に視聴してもらい、看取りにおける看護者の役割、家族のケア、遺体の変化、身体の整容の手順の理解度等についてアンケート調査を行い、講義だけでなく映像の視聴後に演習で体験することで、理解が深まることが示唆された。

  • Research Products

    (3 results)

All 2012 2011

All Journal Article (1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 死後のケア演習を取り入れた看取りの教育2012

    • Author(s)
      小林祐子, 清水理恵
    • Journal Title

      看護教育

      Volume: 53(5) Pages: 404-408

  • [Presentation] 医療施設から退院後の遺体の現状とケアの課題2011

    • Author(s)
      小林祐子, 和田由紀子
    • Organizer
      第4回新潟青陵学会学術集会
    • Place of Presentation
      新潟青陵大学(新潟市)
    • Year and Date
      2011-11-05
  • [Presentation] 看取りの場における看護職の死後のケアへの思い2011

    • Author(s)
      小林祐子
    • Organizer
      第37回日本看護研究学会
    • Place of Presentation
      パシフィコ横浜(横浜市)
    • Year and Date
      2011-08-07

URL: 

Published: 2013-06-26  

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