2009 Fiscal Year Annual Research Report
口唇口蓋裂をもつ児の乳児期における育児支援プログラム開発のための介入研究
Project/Area Number |
21792252
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
岡光 基子 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・保健衛生学研究科, 助教 (20285448)
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Keywords | 育児支援 / 母子相互作用 / 口唇口蓋裂 / 乳児 / 母親 / 食事(授乳) / アセスメントツール / 日本語版NCAFS |
Research Abstract |
口唇口蓋裂をもつ乳児の授乳においては、母親は様々な工夫を取り入れなければならないことから負担が多く、育児ストレスが高いことがわかっており、母子関係に影響を及ぼすことも報告されている。口唇口蓋裂をもつ乳児とその母親の食事(授乳)場面における母子相互作用の特徴、および母子関係に影響を及ぼす因子との関連性を縦断的に明らかにし、母子相互作用アセスメントツールとしての日本語版NCAFSを活用した臨床現場での支援に関する検討を行うことを目的とした。対象は、口唇口蓋裂をもつ乳児期の子どもとその母親で、口唇形成術前の生後4か月以下の児とし、研究協力への承諾が得られた者。外来受診時に月齢2~4か月時,5~7か月時,8~10か月時の計3回、母子の食事(授乳)場面の観察、質問紙調査、面接調査による縦断的調査を実施した。母子の食事(授乳)場面は、外来に設置されている授乳室でライブにて観察を行い、ライセンスを持つ者が日本語版NCAFSのコーディングを行った。現在、臨床現場においてデータ収集中である。
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