2010 Fiscal Year Annual Research Report
計画妊娠が母親の生活リズム、母親役割・育児行動及び夫婦関係に及ぼす好影響
Project/Area Number |
21792256
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
鈴木 幸子 岐阜大学, 医学部, 助教 (60509438)
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Keywords | 計画妊娠 / 生活リズム / 母親役割 / 育児行動 / 夫婦関係 |
Research Abstract |
本研究は、妊娠・出産の計画性の実態、計画妊娠と計画外妊娠のそれぞれの特徴、妊娠や出産に対する意識、生活の実態を明らかにすることを第一の目的とし、妊娠期から出産後において、母親の生活リズム、母親役割や育児行動、夫婦関係と、妊娠の計画性や受容との関連の検証を第二の目的としている。 2年目の今年度は、上記課題に関連する調査内容を分析した後に調査票を作成した。プレテストを実施し、対象者への調査案内文書、調査票について内容や表現方法、項目等について再検討し修正した。若干修正した調査に関する文書について所属機関の倫理審査委員会に再度申請し、承認を得た。研究協力施設との打ち合わせ及び研究協力の承諾を得られた後、妊娠末期における調査を開始し現在実施中である。現在、妊娠末期の妊婦1000名に対し調査票を配布中であり、約230名から回答を得ている。そのうち200名からは継続調査の同意を得ている。 今後は、妊娠末期の調査を引き続き実施するとともに、妊娠期に継続調査の同意の得られた対象者については順次産後3~4か月時、産後1年時に継続して調査を実施する予定である。また、妊娠末期、産後3~4か月時、産後1年時の調査結果の集計、分析、考察を進めていく。 縦断研究を行うことにより、妊娠期からの生活リズム、親役割意識、育児行動、夫婦関係の変化を分析し明らかにすることで、家族の健全な成長を支援する基礎データとなるよう研究を継続していきたいと考えている。
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