2009 Fiscal Year Annual Research Report
ファミリーセンタードケア実践のための教育プログラムの開発
Project/Area Number |
21792267
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
浅井 宏美 Tokyo Metropolitan University, 人間健康科学研究科, 助教 (40511126)
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Keywords | ファミリーセンタードケア / 新生児中治療室(NICU) / 教育プログラム |
Research Abstract |
本研究は3カ年計画であり、1年目のH21年度は、2007年に実施した研究成果のJapan Joumal of Nursing Scienceへの投稿、その成果を踏まえ、教育プログラム開発に向けた関連領域の文献検討および専門学会での情報収集、NICU看護管理者を対象としたニーズ調査を実施した。具体的な内容は以下の通りである。 【関連領域の文献検討および専門学会での情報収集】[NICU]/[family-centered care]/[education]/[program]などを主なキーワードとし、関連領域の文献検討を行った。また、2つの専門学会に出席し情報収集を行った。日本家族看護学会第16回学術集会では、2007年に実施した研究成果の発表、また、様々なプログラムへの参加を通して家族看護実践をより向上するために、基礎教育、現任教育において家族看護教育がどのような方向性で発展してゆけば良いかという多くの示唆を得た。第19回日本新生児看護学会学術集会では、昭和大学病院NICUの井出由美氏と共同してワークショップ「ファミリーセンタードケア」を企画し、FCCの概念、日本のNICUの現状に関して情報提供し、NICUでFCCを促進していくための方略について、参加者との意見交換を通じて検討した。 【教育プログラム開発に向けたニーズ調査の実施】より実践に即した教育プログラム開発のため、数名のNICU看護管理者を対象にニーズ調査を実施した結果、NICUの看護スタッフにはFCCの概念の理解と実践に関連した教育が不足しており、特に臨床経験年数の短い看護師は家族に対する十分なケアが実践できていないことが明らかになった。 【次年度への課題】次年度は今年度の調査結果を基礎資料とし、十分な検討を重ね、新生児看護に携わる看護職の教育に活用できる教育プログラムを開発する予定である。
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Research Products
(2 results)