2009 Fiscal Year Annual Research Report
つわりを持つ妊婦に対する副交感神経機能を亢進させる介入プログラムとその反応
Project/Area Number |
21792271
|
Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
岩國 亜紀子 University of Hyogo, 看護学部, 助教 (60514552)
|
Keywords | 看護学 / つわり / 副交感神経機能亢進 / マッサージ / 腹式呼吸 |
Research Abstract |
本研究目的は、つわりを持つ妊婦に対して、副交感神経機能を亢進させる足部マッサージと腹式呼吸を用いた介入プログラムを行い、介入プログラム実施前後で妊婦に見られる反応を明らかにすることと、つわりパターンを査定する項目を洗練することである。本研究は2年間に渡って実施しており、本年度の主な研究計画は、(1)要件に合う妊婦(研究対象者)への研究依頼方法の検討、(2)所属研究機関にて倫理委員会における承認、(3)研究対象者への研究依頼及び研究協力者によるプログラムの実施であった。(1)に関して、施設管理者、看護部長、産婦人科外来管理者・外来看護職に対して、研究協力施設に対する研究依頼書や、研究協力者に対する研究依頼書、研究協力者用同意書を示しながら研究の目的・意義・内容・方法等を説明し、当施設において研究を行うことの同意を得た。また、研究対象者への研究依頼方法は産婦人科外来管理者へ相談し、研究内容を伝えるビラを外来に掲示して研究に興味がある妊婦より研究者へ直接連絡してもらう方法と、産婦人科外来看護職より研究対象者に研究説明用紙を配布してもらい、研究者へ紹介しても良いか確認してもらう方法をとることとした。また、いずれの場合も、研究対象者に対して、研究者が研究目的、内容、方法を説明し、研究協力の依頼を行うこととした。(2)に関して、所属研究機関にて倫理委員会の承認を得て、研究を開始した。(3)に関して、(1)の研究依頼方法に基づいて、産婦人科外来看護職より約50名の研究対象者へ研究説明用紙を配布してもらい、2名より研究者への紹介の了承が得られた。研究者が研究説明を行い、1名より研究協力の同意が得られ、プログラムが実施された。次年度も引き続き、研究依頼及び研究協力者によるプログラムの実施を行い、更に研究結果の分析を行っていくこととする。
|