2010 Fiscal Year Annual Research Report
介護保険施設における文化的感受性の向上を目指すケア管理ガイドラインの開発
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21792299
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| Research Institution | Chiba University |
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Principal Investigator |
飯田 貴映子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (00466723)
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| Keywords | 高齢者施設 / 外国人介護職 / 文化 / ケア管理 |
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| Research Abstract |
平成22年度は、インタビューとエキスパートパネル実施結果を基にし、介護保険施設における文化的感受性の向上を目指すケア管理ガイドラインの作成、実用可能性の検討をおこなった。
文献検討と英国における外国人看護職教育体制に関するヒアリング内容をもとに形成した概念枠組みをもとに、外国人看護・介護職を受け入れた経験のある施設の看護介護管理者3名、日本人看護・介護職4名、在日外国人介護職10名、に対して文化的感受性の向上に必要と考える能力や支援についてインタビューを実施し、内容分析の結果をもとにガイドラインの構成要素と内容の検討を行った。次いで、WHOによるガイドライン作成ハンドブックを参照に、文化的コンピテンシー形成の段階である「文化の認識」「文化の知識」「文化的感受性」において、管理職・日本人スタッフ・外国人スタッフそれぞれの立場に対応するよう構成したガイドラインver.1の作成を行った。Ver.1に関して、文化看護に関する有識者へのエキスパートパネル、外国人看護職・介護職を受け入れた経験を持つ看護介護管理者、外国人介護職と働いた経験を持つ日本人介護職、外国人介護職に対し、ガイドラインの構成や内容、実践の場における実用可能性についてヒアリングを実施し得た意見から内容の検討、構成や文言・表現の修正によるガイドラインの洗練を行い、Ver.2を作成した。今後、実用可能性との向上のため、現場における導入と評価によるガイドラインの洗練、および介護保険施設の種類に応じたガイドラインの修正を継続して行う必要がある。
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