2010 Fiscal Year Annual Research Report
在宅高齢者のQOLを保ちながら介護継続を可能にする支援のあり方に関する研究
Project/Area Number |
21792308
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
沖中 由美 島根大学, 医学部, 講師 (50310892)
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Keywords | 在宅療養 / 在宅介護 / 高齢者 / QOL / 在宅療養支援 / 在宅介護支援 |
Research Abstract |
本研究は,在宅で療養・介護している高齢者の療養・介護体験を明らかにした上で,療養・介護継続に伴う在宅療養高齢者と高齢介護者の健康関連QOLを明らかにし,療養・介護継続を支援するための介入方法を検討することを目的としている。また,本研究は,在宅での老老介護に注目し,在宅療養高齢者とその主介護者である配偶者を対象として,療養・介護体験に付与される意味を夫婦相互の関係性の中で分析しようとするものである。高齢者の生活の質を保証しながら在宅での療養生活を送ることができるよう,療養者と家族介護者の両者の視点に立ち検討する点に特徴がある。今年度は,在宅療養高齢者と高齢介護者6組の夫婦に対し,在宅療養・介護継続に伴う体験についての面接調査を前年度に継続して実施した。また,前年度および今年度の面接調査の分析結果から「高齢者夫婦の人生における療養・介護の意味づけ」を抽出し,これに影響する要因を老いの意識とQOLから検証する分析モデルを作成し,このモデルに基づいて質問紙調査票を作成した。データ収集方法は,中国四国地方の居宅介護支援事業所を県別に層化無作為抽出した600事業所に,65歳以上の在宅療養者とその主介護者である65歳以上の同居の配偶者に調査票の配布協力を依頼した。協力の得られた事業所に,高齢者夫婦を1組とする質問紙調査票を1事業所当たり1組から10組郵送した。質問紙調査票は各事業所から高齢者夫婦に配布され,回答後の調査票は夫婦毎に直接研究者宛てに郵送された。質問紙調査のデータ分析は,次年度実施する。
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Research Products
(2 results)