2010 Fiscal Year Annual Research Report
リン酸オクタカルシウム・コラーゲン複合体の臨床学的検討
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21800004
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
川井 忠 東北大学, 大学院・歯学研究科, 大学院非常勤講師 (50547263)
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Keywords | OCP / 骨再生 / 骨質評価 |
Research Abstract |
本研究では、OCP/Collagenによる新生骨の、デンタルインプラントで用いられているチタン材料への接合(オッセオインテグレーション)を確認することを目的とした。平成21年度において、作製したOCP/Collagenがラット頭蓋骨臨界骨欠損部埋入により、新生骨を形成することを確認した。本年度ではOCP/Collagenによる新生骨にチタンを埋入し、オッセオインテグレーションの評価を行うこととした。新生骨部に埋入するチタンディスクを業者に依頼し、直径3mm厚さ1mmのディスクを用意した。OCO/Collagen埋入12週後のラット頭蓋骨の新生骨部に直径3mmの骨欠損を、トルフィンバーを用いて作成し、作成した骨欠損部にチタンディスクを埋入した。チタンディスク埋入12週後に大量のネンブタールでラットを安楽死させ、標本を摘出した。標本は軟X線撮影を行い、マイクロCTでの撮影を行った。その結果、X線写真にて新生骨部とチタンディスクとの境界に一部連続する不透過像を認め、またマイクロCTでも新生骨からチタンディスクに連続する硬組織を認めた。標本は樹脂包埋を行い、非脱灰切片を作成した。切片をビラヌエバ染色し確認したところ、新生骨とチタンとの一部境界でオッセオインテグレーションを認めた。
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