2009 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける「持続可能な開発のための教育」(ESD)に関わる政策論的研究
Project/Area Number |
21800040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
萩原 豪 Kagoshima University, 稲盛アカデミー, 特任講師 (00539207)
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Keywords | 環境教育 / 持続可能な開発のための教育(ESD) / 環境政策 / 東アジア / 持続可能な社会 / 地球温暖化 / エネルギー教育 / 低炭素 |
Research Abstract |
本研究は東アジアにおける近年の国際的な環境教育の潮流を見据え、東アジアにおける「持続可能な開発のための教育」(ESD)に関わる諸政策の全体像を明らかにすることを目的としている。特に地球温暖化対策との関係から注目されている「エネルギー毅境教育」(具体的には環境政策とエネルギー政策等)と、「持続可能な社会」を構築するために講じられている諸政策の関係性に着目している。 平成21年度は、これまでに得られた資料を再構築することを行ったほか、文献調査・フィールドワークを通じて環境教育・ESDに関わる政策の現状分析を行うために、中国および台湾において行政担当者および環境教育研究者へのヒアリングを行った。具体的には、中国では国立北京師範大学環境教育研究所および環境保護部宣導教育中心などを、また台湾では国立台湾師範大学環境教育研究所、国立台湾師範大学能源教育推広小組、国家科学委員会節能減?教育計画弁公室、教育部環境保護小組などを訪問した。他方、2009年11月に台湾で開催された中華民国環境教育学会年次大会においては、東アジア地域における環境教育・ESDを取り巻く研究・実践状況について関係者へのヒアリングを行った。このヒアリング調査を通じて、現在、次年度に続く日中台三力国に共通するリサーチ・フレームワークを検討しているところである。 これらの調査活動を通じて、東アジア地域におけるESD研究者のネットワークを構築しつつある。これは次年度においても継続する。
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Research Products
(6 results)