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2009 Fiscal Year Annual Research Report

幼児教育の特性を活かした特別支援教育の探究

Research Project

Project/Area Number 21830133
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Research InstitutionSagami Women's University

Principal Investigator

宇田川 久美子  Sagami Women's University, 学芸学部, 講師 (90513177)

Keywords特別支援教育 / 幼児教育の特性 / 発達支援 / 障害児と健常児の育ち合い
Research Abstract

平成21年度の研究実績の概要について以下のように報告する。
東京都内の公立幼稚園にてフィールド観察を実施し(ほほ週1回のペースで合計17回)、エピソード記録、ビデオ記録、行動観察ツールCAVSceneによる記録によるデータを収集した。また、平成22年2月23日には保育のフィールド観察の時間帯より、スーパーバイザーを依頼し、保育のフィールド観察後、全教員にも参加してもらい本研究の対象児である発達障害児の発達を支える保育に係る検討会を実施した。その結果、対象児の姿より確認された認知面等の発達において、対象児と担任教諭、及び他児との間で結ばれている信頼関係が前提となっている可能性について助言があった。そして、検討会においてスーパーバイザーや全教員と意見交換を実施したことにより、「対象児と他児との遊び」、及び「その遊びの仲間づくりの過程」という仮説生成に向けた分析の観点を得ることができた。
平成21年度以前より収集したデータの「整理・確認」「分析・解釈」を実施した。その結果、幼児教育の特性が障害児にとっても発達を促進する効果があるということが認められた。具体的には障害の特性を理解した上で、さらにその特性を幼児理解の参照とすることで、障害児の主体としての姿を受け止めることが可能となり、主体としての姿を受け止められた障害児は集団活動に積極的に参加することを始めた。その参加過程の結果として障害児の発達が確認され、論文作成、研究成果の発表に向けて大きな足掛かりを得ることができた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010 2009

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article]2009

    • Author(s)
      鯨岡峻
    • Journal Title

      最新保育講座15 障害児保育(ミネルヴァ書房)

      Pages: 113-137

  • [Presentation] 『共に』の世界を生み出す共感-生きにくさを抱える子どもたちの育ちを支える2010

    • Author(s)
      宇田川久美子
    • Organizer
      第37回幼児教育セミナー(キリスト教保育連盟北海道支部会主催)
    • Place of Presentation
      北海道クリスチャンセンター
    • Year and Date
      20100107-20100108

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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