2009 Fiscal Year Annual Research Report
初期流産の生活習慣関連危険因子に関する症例対照研究
Project/Area Number |
21890128
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
馬場 幸子 Osaka University, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (90532987)
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Keywords | 初期流産 / 生活習慣 / 喫煙 / 日本 |
Research Abstract |
初期流産の危険因子の分析 調査対象は2006年から2008年に大阪府母子保健総合医療センターに入院した妊婦である。申請者は院内の実地修練生として倫理委員会の承認を得ている。 症例は妊娠11週6日までに流産と診断され入院による流産処置を受けた女性である。 カルテ閲覧を行い、カルテ中の初診時の問診表及び助産師外来サマリーの項目のうち、妊娠週数、居住地、身体的因子(年齢、身長、体重)、産科的因子(経妊回数、経産回数、初期流産回数、人工妊娠中絶回数)、生活習慣的因子(喫煙・飲酒暦)、男性側因子(夫の年齢、夫の喫煙)の情報について現在収集を行っている。また対照群についても同年の正期産出産者のうち年齢をマッチさせて1:2の割合で抽出を行う予定である。 現在データ収集中のため研究成果が得られていないが、データ収集後に初期流産と体格(BMI)、産科的因子、生活習慣的因子、男性側因子との関連について症例対照研究を行い、ロジスティック回帰モデルを用いてそれぞれの因子のオッズ比と95%信頼区間を単変量、多変量解析で求める予定であり、夫の喫煙と本人の喫煙のそれぞれにより初期流産のリスクが上昇することが予想される。
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