2009 Fiscal Year Annual Research Report
口腔扁平上皮癌患者における癌細胞の分化とサイトケラチンの発現様式との関連
Project/Area Number |
21890186
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
豊嶋 健史 Kyushu University, 大学病院, 助教 (20546569)
|
Keywords | 口腔扁平上皮癌 / サイトケラチン / 原発巣 / 末梢血 |
Research Abstract |
以前の豊嶋の研究結果より、OSCC患者の原発巣の癌細胞ではCK17 mRNAの発現過剰が高頻度にみられ、末梢血中で検出される癌細胞ではCK20 mRNAが過剰に発現していた。この「CK発現過剰の差異」は癌細胞の分化度によるものと考えられるため、まず原発巣の生検組織材料において免疫組織学的染色にてCKの発現様式を検討した。その結果、CK17が他のCK((CK14、CK16、CK18、CK19、CK20)に比較して有意に高頻度に発現した。現在は末梢血中の腫瘍細胞を検出し、それがどの種類のCKを発現しているか、蛋白レベルとmRNAレベルで検索を行っている。
|