2009 Fiscal Year Annual Research Report
手術後の若年女性生殖器がん患者とパートナーの関係の変化・構築と看護援助
Project/Area Number |
21890208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
広瀬 由美子 Chiba Prefectural University of Health Sciences, 健康科学部, 助教 (20555297)
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Keywords | 看護学 / がん / セクシュアリティ / 関係性 / 女性生殖器がん |
Research Abstract |
本研究の目的は、子宮摘出術や卵巣摘出術を受けた若年女性生殖器がん患者とそのパートナー各々が、がんの罹患と治療を通し、相手との関係においてどのような体験をしているのかを明らかにすること、そして両者の体験を統合させ、両者の関係の変化とそれを乗り越え関係を構築する様相を導き、看護援助を検討することである。平成21年度は、文献検討や学術集会がらの情報収集により、調査内容、研究方法等を精錬させた。対象者は妊孕性を喪失した患者とそのパートナーであり、切実なテーマを扱うため、治療や看護に精通する必要があり、調査施設で研修してデータ収集の準備を整えた。また、所属機関と調査施設の倫理審査委員会への申請の準備をした。研究による対象者の精神的負担を避けて安全に研究を遂行するために、対象条件を患者とパートナーの関係が安定しているものと修正し、また、術後半年経過した患者としていたものを1年以上経過した患者に変更して、所属機関と調査施設から承認を得た。平成22年4月から調査施設にてデータ収集をしている。
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