2009 Fiscal Year Annual Research Report
アンジオテンシン受容体に直接結合する低分子蛋白による心肥大抑制作用についての検討
Project/Area Number |
21890211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
重永 豊一郎 Yokohama City University, 附属病院, 指導診療医 (40549903)
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Keywords | 受容体 / 心肥大 / 生体分子 / 高血圧 / トランスレーショナルリサーチ |
Research Abstract |
A.遺伝性高血圧ラットの心血管系組織におけるATRAPの発現調節の検討:遺伝性高血圧モデルラットである自然発症高血圧ラット,Dahl食塩感受性高血圧ラットにおける高血庄および高血圧性心肥大、動脈硬化性病変の進行にともなう,心血管糸組織におけるATRAPおよびAT1受容体の発現調節を,Northern blot法,Real-time PCT法,Western blot法,および免疫組織法によって検討した.また,これらの遺伝性高血圧ラットに対してレニンーアンジオテンシン系拮抗薬を投与し,心血管系組織におけるATRAP発現,AT1受容体発現,および組織でのAT1受容体とATRAPの発現量の相対比(=組織レニン-アンジオテンシン系活性の新しい指標)に与える影響について検討した. B.アンジオテンシンII負荷心肥大高血圧モデルにおけるATRAPの発現調節の検討:正常野生型マウスを用いてアンジオテンシンII負荷による心肥大合併高血圧,大動脈縮窄による実験的肥大心における心血管性組織におけるATRAPの発現調節を,Northern blot法,Real-time PCT法,Western blot法,および免疫組織法によって検討した. 連携研究者 横浜市立大学・医学部・准教授 田村功一(ATRAP発現解析を担当).
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