2009 Fiscal Year Annual Research Report
ハイブリッド型天然物を範とする新世代抗菌剤の医薬分子設計と分子機能探索
Project/Area Number |
21890262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
薬師寺 文華 Tokyo University of Pharmacy and Life Science, 薬学部, 助教 (40548476)
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Keywords | ハイブリッド / 抗菌活性 / RNAポリメラーゼ / Holothin / Myxopyronin / Thiomarinol / 機能性分子 / 分子モデリング |
Research Abstract |
1)初年度は、チオマリノール誘導体の分子設計及び合成を行うことにより、化合物ライブラリーの構築を試みた。即ち、申請者が開発した全合成ルートをもとに誘導可能である合成中間体を考案し、ホロチン部とのハイブリッド型化合物を設計した。続いて、合成中間体を基盤としたC1-C14セグメント部位誘導体の合成を行い、ホロチン部との縮合反応を試みることで、ハイブリッド型化合物の合成法を確立した。今後は、本合成法を設計した種々の分子に適応することで、化合物ライブラリーの構築へと進展する予定である。 2)またミキソピロニンとホロチン部のハイブリッド型誘導体の設計及び合成を行った。ミキソピロニンにおいては、ラセミ体の全合成例を参考に、共通中間体を構築した。その後、申請者が設計した種々の誘導体へと導き、ホロチン部との縮合を検討することで、ハイブリッド型ミキソピロニン誘導体を構築することに成功した。今後は、作用点との結合モデルをもとに、分子モデリングを利用したハイブリッド化合物誘導体の設計を試みる。さらに、合成したハイブリッド化合物については、共同研究先である微生物化学研究所、高橋良和博士のグループにより、その抗菌活性を随時評価して頂く予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] Synthesis of(+)-Negamycin and Derivatives2009
Author(s)
Fumika Yakushiji, Shigenobu Nishiguchi, Magne O.Sydnes, Akihiro Taguchi, Thomas Regnier, Tetsuya Kajimoto, Manabu Node, Yoshiaki Kiso, Yuri Yamazaki, Yoshio Hayashi
Organizer
3^<rd> Asia-Pasific International Peptide Synposium
Place of Presentation
Jeju, KOREA
Year and Date
20091108-20091111
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