2022 Fiscal Year Annual Research Report
Reconstruction of the middle-marking morphology and its functions in Southern Chin
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21F20740
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Research Institution | Osaka University |
Host Researcher |
大塚 行誠 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (90612937)
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Foreign Research Fellow |
ZAKARIA MUHAMMAD 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Keywords | チベット・ビルマ語派 / クキ・チン語支 / 記述言語学 / 中動態 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究分担者(当該外国人特別研究員)は、バングラデシュのヒョー語 (Hyow) 語やミャンマーのロクトゥ語 (Lawktu) を始めとする南部のクキ・チン系の言語を主に調査している。 当初、ミャンマーに渡航し、現地でエカイ語 (Ekai) の調査と記述を行う計画であった。しかし、新型コロナの感染拡大により、国内外ともに移動が厳しく制限されたことからフィールドワークを実施することはできなかった。一方、オンラインによる言語調査を積極的に行い、ロクトゥ語 (Lawktu) やスムトゥ語 (Sumtu) のテキストを収録したほか、その書き起こしと翻訳も終え、人称表示や中動態標識の分析を中心に研究を続けている。こうしたオンラインを活用した調査活動の成果として、2022年度5月には31st Annual Meeting of the Southeast Asian Linguistics Society(オンライン開催の国際学会)で、クキ・チン系の諸語に見られる複数を表す接尾辞について発表も行っている。 現在は、2021年度の12月に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所が開催したThe 2nd Workshop on Linguistic and Cultural Diversity in the Northeast India - Myanmar - Southwest China region(オンライン開催の国際ワークショップ)での言語接触に関する口頭発表を論文にまとめており、2023年度の出版を目指し、準備を進めている。 本年度は研究分担者本人の家庭の事情により早期帰国となったが、帰国後もクキ・チン系の諸語における中動態標識や動詞の語幹交替などの調査を進めている。日本滞在中にオンライン調査で得たデータを整理し、分析を行いながら論文の執筆を続けている。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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