2022 Fiscal Year Annual Research Report
Religious Power and Social Change in Late Medieval Japan
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21F21004
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
榎原 雅治 東京大学, 史料編纂所, 教授 (40160379)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HUANG XIAOLONG 東京大学, 史料編纂所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Keywords | 地域社会 / 寺社 / 北陸 / 宗教社会構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年4月、真宗寺院を含む宗教状況を調べるため、福井県福井市東超勝寺・西超勝寺、福井県鯖江市誠照寺、石川県加賀市大聖寺山下寺院群(特に神明宮と慈光院)で現地調査を行った。特に、慈光院の調査を通して、加越国境地域での真言寺院のあり方について理解を深めた。 北陸地域の宗教状況への理解を相対化するため、他地域の寺社のフィールドワークと資料調査を行った。顕密寺院に関しては、滋賀県東近江市の天台寺院百済寺(2023年3月)と奈良県の修験寺院吉野桜本坊(2022年7月と12月)を調査した。禅宗寺院に関しては、長崎県長崎市の唐寺興福寺・崇福寺・福済寺・聖福寺(2022年9月)、京都府宇治市の禅寺万福寺(2022年12月)を調査した。村落寺社に関しては、兵庫県姫路市の荒川神社(2023年3月)を調査した。 地域史と宗教史関係の学会に参加するため、熊本県熊本市(2022年9月、「九州における武家拠点の形成と社会背景」研究集会)と愛知県名古屋(2022年8月、宗教史懇話会)にも出張した。特に、宗教史懇話会において、真福寺大須文庫の聖教を見学することを通して、日本中世の真言寺院の聖教とネットワーク形成についての全体像について理解を深めた。これらの知見は、黄の単著に反映される予定である。 日本の地方社会における寺院のあり方を世界史的な文脈で捉えるため、前年度の福井県小浜市羽賀寺・明通寺に関する調査成果も取り入れる英語論文の執筆を進めた。2023年度中に国際雑誌に投稿する予定である。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)