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2021 Fiscal Year Annual Research Report

GPSデータを用いた観光需要と観光外部性の研究

Research Project

Project/Area Number 21H00708
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

高橋 秀典  大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (80839796)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉田 洋一  一橋大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (20743719)
藤嶋 翔太  一橋大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (50706835)
北村 周平  大阪大学, 感染症総合教育研究拠点, 特任准教授(常勤) (90812090)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords観光 / 需要
Outline of Annual Research Achievements

2021年度は、まずKDDI Location Analyzerを購入し、データセットを構築した。はじめに、観光庁の観光地域経済調査を基に観光地リストを作成し、地図データベースを用いて主要観光施設をリストアップした。このリストとKDDI Location Analyzerを用いて観光施設訪問者属性パネルデータセットおよび、観光施設併用者数パネルデータセットの二つの基となるデータの収集を完了した。更に、観光客の行動を説明する変数として重要となる観光地周辺のホテル滞在者数とホテルの属性や観光スポットの属性等のデータを収集した。個々のホテルレベルでの訪問者データは,KDDI Location Analyzerを用いて収集することが技術的に困難であるため、ホテル群を用いてホテルクラスターを形成した。都市部では観光スポット間の距離と観光スポット訪問者数に相関が見られないのに対し、都市部ではない地域では観光スポット間の距離と観光スポット併用者数に負の相関が確認された。
現在は観光需要モデルの構築と共にデータ整理作業を進めている。観光需要モデルを構築する上で、観光スポット間と観光スポットーホテル間の距離が外部性を生み出す重要な要因となる。訪問客は時間的、金銭的な制約の中、どのホテルに宿泊し、どの観光スポットを見て回るか意思決定するという経済モデルを構築中である。データ整理に関しては、ホテルレベルの属性データをホテルクラスターレベルに集計し、併用者数パネルデータセットと紐づける作業中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

データ収集はおおむね順調に進展しているが、需要モデルの構築に時間がかかっており、予定よりも遅れ気味である。

Strategy for Future Research Activity

本年度は、昨年度に収集した複数のデータセット(ホテル滞在者、観光スポット訪問者、ホテルクラスターの属性や観光者居住地情報、等)を整理する。データ整理作業は北村准教授が中心となり、リサーチアシスタントを二人雇用し実施する。データを整理する一方、杉田准教授と藤嶋准教授と共に観光需要モデルの構築と、それに付随する供給サイドのモデル化を検討し、構造モデル推定の準備を進める。

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Published: 2022-12-28  

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