2023 Fiscal Year Annual Research Report
特徴的な銀河団の長波長電波観測で迫る活動銀河核ジェットと銀河団物質の相互作用
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21H01135
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
赤堀 卓也 国立天文台, 水沢VLBI観測所, 特任研究員 (70455913)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 電波天文学 / 銀河団 / 活動銀河核 / SKA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は最新鋭の長波長電波望遠鏡によるシンクロトロン偏波・電波の観測によって、AGNジェットが銀河団ガスに対してどのように磁場・宇宙線・そしてエネルギーを供給しているのかを3年計画で究明するものである。特に衝突前期銀河団のCIZA 1359、衝突後期銀河団のAbell 3376、そしてクーリングフロー銀河団候補のPhoenixの、3つの特徴的な銀河団天体に焦点を当てて研究する計画である。●CIZA 1359の研究は、さらにAbell 1060についての研究へと展開させた。淡い電波放射の探索をCIZA 1359で獲得した較正変数の精査や自己較正の導入によって行った結果、過去に見つかったことのない広がった電波放射を発見し「オオコウモリ」と名付けた。オオコウモリは従来の理解ではどれも十分に説明できない大変奇妙な特徴を持っていることを明らかにした。PASJ誌にレター論文として成果をまとめた。今後の研究の展開が期待される。●Abell 3376の研究も発展させて、MeerKATの銀河団レガシーサーベイから屈折したジェットを選び出し、Abell 3322とCIZA 1410について研究を進めた。Abell 3322ではオメガ状に屈曲する理由について不安定性や乱流の観点からの議論を進めることができ、また構造関数の解析については共同研究者のプログラムとのクロスチェックを行うなど進め、論文の草稿作成にまで至っている。CIZA 1410では北東に伸びる構造での粒子再加速の兆候を見つけることができ、日本天文学会にて初期成果報告を行うまでに至った。今後、延期となってしまった2023年度に実施予定であったATCA追観測の結果を加えての論文取りまとめを目指す。●Phoenixについては位相補償解析まで徹底的に取り組んだが、検出には至らなかった。学生修士論文として取りまとめた。こちらも査読論文として出版を目指す。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation] Development for Japan L-band VLBI Observation2023
Author(s)
K.KURAHARA, O.TOMOAKI, T.TOSHIO, K.HIDEYUKI, N.HIROYUKI, A.TAKUYA, H.KAZUHIRO, H.TOMOYA, I.SOTA, I.HIROSHI, J.TAKAAKI, M.YASUHIRO, N.KOTARO, T.KAZUHIRO
Organizer
XXXXVth URSI General Assembly and Scientific Symposium
Int'l Joint Research
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[Presentation] uGMRT Observations of Galaxy Cluster CIZA13592023
Author(s)
K.KURAHARA, T.AKAHORI, R.KALE, H.AKAMATSU, Y.FUJITA, L.GU, H.INTEMA, K.NAKAZAWA, N.OKABE, Y.OMIYA, V.PAREKH, T.SHIMWELL, M.TAKIZAWA and R.V.WEEREN
Organizer
New Eyes on the Universe: SKA & ngVLA
Int'l Joint Research
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[Presentation] 国内L帯VLBI観測に向けたVERA水沢局上部機器室内の低周波電波環境調査と今後のL帯VLBI観測計画2023
Author(s)
藏原昂平, 小山友明, 砂田和良, 小林秀行, 正岡滉人, 亀谷收, 寺澤敏夫, 赤堀卓也, 寺家孝明, 秦和弘, 廣田朋也, 新沼浩太郎, 今井裕, 中西裕之, 岳藤一宏, 村田泰宏
Organizer
VLBI懇談会シンポジウム2023
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