2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study of one-shot/long time range/ultrafast optical waveform measurement system using frequency domain optical correlation technique
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21H01837
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
塩田 達俊 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (10376858)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 光計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、フェムト秒やピコ秒の時間分解能での光波形を“ワンショット”で計測する光計測システムを開発することである。具体的には、申請者が初めて提案した“周波数領域の”光相関測定を高速波形計測に適用し、100 fs台から1 nsまで時間的にギャップのないワンショット光波形計測システムを実現することである。初年度は、テラヘルツ領域に到達する兆候繰返し光パルス列をプローブ用光源として発生することを目標に実験し、100fs台の繰返し光パルスを生成した。さらに光単側波帯変調器を組み込んだ光ループ回路によりCW光を光源とした場合に100周回オーダーでの光周回を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の初年度の予定は超高速繰り返し光パルスの発生であったが、光周波数シフター(単側波帯変調器)を用いたループ回路の構築と連続光を光源とした周回数の確認まで実験で確認することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
光周波数シフターを含むループ回路を全偏波保持系の光導波回路として構築する。その際に信号光路と参照光路の光路長揺らぎの影響を低減するために、同一ループ回路を共通光路とした光回路を設計して実験を行う。例えば、ループ回路を逆向きに伝搬する様に設計することや偏波保持の偏波モードを割り当てる等、実験を進めながら実現可能性を検討する。逆向きに伝搬する実験においては、双方向光増幅器をループ回路に導入する。ループ回路の動作確認としては、連続光以外にもループ周回時間より短い例えばナノ秒前後の光パルスを発生し、これを光源としてループ周回後の波形を測定する形で進める。
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Research Products
(28 results)