2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a system to analyze the intracellular dynamics of TLR4 for the discovery of novel vaccine adjuvants
Project/Area Number |
21H02080
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
樺山 一哉 大阪大学, 放射線科学基盤機構, 教授 (00399974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
狩野 裕考 東北医科薬科大学, 薬学部, 助教 (40774279)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自然免疫 / ライブセルイメージング / TLR4 / リピドA / スフィンゴミエリン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、マウスマクロファージ様細胞 (RAW264.7) あるいは骨髄由来マクロファージ細胞 (BMDM)を大腸菌由来LPSおよび種々のアシル鎖のSM分子種(SM d18:1/12:0, SM d18:1/14:0, SM d18:1/16:0)で共刺激し、IL-6およびIL-1αの放出量を調べた。ヒトあるいはマウスTLR4/MD2/CD14遺伝子と分泌型アルカリホスファターゼ (SEAP) レポーター遺伝子を発現したHEK-Blue TLR4細胞を用いてTLR4を介したNF-κBの活性能を評価した。また、TLR4下流のシグナルに関するタンパク質のリン酸化活性をウエスタンブロッティングによって解析した。さらに、ウエスタンブロッティングにより、炎症性細胞死に関するタンパク質Caspase1、Caspase11、Gasdermin DおよびIL-1βの発現量変化を調査した。 その結果、LPS単独刺激と比較して、長鎖アシル鎖を持つSM (C14:0、C16:0)の共存はIL-6およびIL-1αの産生を大幅に減少させた。一方、SM (C12:0)は単独で顕著なIL-6およびIL-1αの産生を惹起できることを見出した。SEAPレポーターアッセイにおいてはSM(C12:0, C14:0, C16:0)の存在下では、LPSによるNF-κBの活性化が抑制されることがわかった。TLR4下流のMyD88およびTRIF依存経路をそれぞれのシグナル分子であるp38およびIRF-3についてウエスタンブロッティングによって調べたところ、90分以内にp38はSM (C12:0)あるいはSM (C14:0)の刺激でリン酸化され、IRF-3はSM (C12:0)の刺激でリン酸化されることが示された。この分子種の違いによる活性化に違いについて、引き続きルシフェラーゼレポーターアッセイとの相関を検証する。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)
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[Presentation] Preparation and Immunological Evaluation of Nanoparticulate Self-adjuvanting Peptide Vaccines as a Breast Cancer Vaccine Candidates2023
Author(s)
Keita Ito, Yoshiyuki Manabe, Hiroto Furukawa, Hiroshi Inaba, Kazunori Matsuura, Masatoshi Maeki, Manabu Tokeshi, Shino Ohshima, Yoshie Kametani, Kazuya Kabayama, Koichi Fukase
Organizer
13th International Peptide Symposium Brisbane Convention&Exhibition Centre, Brisbane
Int'l Joint Research
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