2023 Fiscal Year Annual Research Report
Clarification of crosstalk between ABA signal transduction and optical response on anthocyanin and sugar accumulation in grape berries
Project/Area Number |
21H02182
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
近藤 悟 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 特任研究員 (70264918)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 糖濃度 / ABA / ABAシグナル伝達 / 糖転流 / 光受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
アブシシン酸(ABA)シグナル伝達、糖代謝、糖転流および光受容体及ぼす影響をブドウ樹を供試し検討した。 青色光(LED)の照射により、葉に取り込ませた13CO2のブドウ房内における13C光合成物の比率が増加した。無処理のブドウ顆粒と比較し、青色 LED を照射したブドウ顆粒では、フルクトースおよびグルコースの濃度と VvSWEET10、VvSUC11、および VvSUS4遺伝子発現が増加した。青色 LED を照射したブドウ顆粒のスクロース濃度は、処理後 14 日目において無処理区に比べ有意に低下した。青色LED処理したブドウ顆粒のスクロースの減少がVvSWEET10、VvSUC11、VvSUS4発現の増加と関連し、13CO2を取り込ませた葉からの13C光合成産物の移行が促進されたと推測された。青色LED光の照射により、VvSnRK2.6とVvABF1の発現が増加する一方、ABAシグナル伝達に関連するVvPP2C9遺伝子の発現は減少した。青色LEDを照射すると、光受容体遺伝子であるVvCRYaとVvPHOT2の発現が増加した。 ピラバクチン(PYL)-PP2C ABA 受容体アンタゴニスト AS6 処理は、ブドウ果実の内生 ABA 濃度に影響を与えなかったが、収穫時のスクロース濃度を低下させた。 ABA 処理は、スクロース、グルコース、またはフルクトースの濃度、または VvSnRK2.6 および VvPP2C9 の発現に影響を与えなかった。ノルジヒドログアヤレチン酸 (NDGA:ABA 生合成における 9-シス-エポキシカロテノイド ジオキシゲナーゼ [NCED] 活性阻害剤) の処理は、収穫時の糖濃度に影響を与えなかった。これらの結果は、ABA濃度よりもむしろ光受容体遺伝子発現およびABAシグナル伝達の制御がAブドウ果実の糖濃度と関連していることを示唆する。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Effect of varying concentrations of melatonin on anthocyanin and sugar metabolism in grapes (Vitis labruscana L.)2023
Author(s)
Wang, S. , Song, J. , Wang, L. , ... Srilaong, V. , Kondo, S.
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Journal Title
Agriculture and Natural Resources,
Volume: 57
Pages: 107-116
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Retardation of ABA 8'-hydroxylase affects endogenous ABA, sugar metabolism, and aroma volatiles in grape berries2023
Author(s)
Thunyamada, S. , Ohkawa, K. , Ohara, H. , ... Todoroki, Y. , Kondo, S.
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Journal Title
European Journal of Horticultural Science,
Volume: 88
Pages: 1-12
DOI
Peer Reviewed
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