2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of the molecular mechanisms of connected events, nucleolar dynamics and nucleophagy mediated by vacuoles
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21H02475
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
丑丸 敬史 静岡大学, 理学部, 教授 (50262788)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | TORC1 / ミクロオートファジー / ヌクレオファジー / ミクロヌクレオファジー / rDNA |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は以下のことを見出し報告した。 (1)液胞の分裂形態はマクロオートファジーには影響を与えなかった一方で、ミクロオートファジー、ミクロヌクレオファジーを促進した。ただし、ミクロヌクレオファジーに連動すると考えていると核小体のリモデリングには液胞の分裂形態は影響を与えなかった(Takuma et al. BBRC 2022)。 (2)間期細胞であっても飢餓誘導性のrDNA凝縮を起こすこと、またそれには分裂期因子Cdc14フォスファターゼは必要であった一方で、分裂期因子コンデンシンは必要ではなく、代わりにヒストンH1-likeのHmo1が関与した (Takeichi et al. 2022, BBRC)。 (3)ESCRTがミクロヌクレオファジーと核小体リモデリングに必要であることを見出した(論文投稿中であるため詳細は割愛)。 (4)ミクロヌクレオファジーと核小体リモデリングに関与する新規因子を4つを見出し解析中である(論文投稿前であるため詳細は割愛)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナの影響で当初予定して機器の調達が滞っているが、ほぼ予定通りに研究を進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
ミクロヌクレオファジーと核小体リモデリングがどのように関連しあっているのかを解明するため、それらに必要な因子を見つけ解析する。それと並行して、ミクロヌクレオファジーの基本となるミクロオートファジーの機構の解明も進めていく。
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