2023 Fiscal Year Annual Research Report
the role of biometal in the intestinal environment
Project/Area Number |
21H02897
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大島 茂 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 教授 (50376787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇尾 基弘 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (20242042)
岡本 隆一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50451935)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 炎症性腸疾患 / 生命金属 / オートファジー / A20 |
Outline of Annual Research Achievements |
クローン病感受性遺伝子A20の腸管上皮特異的欠損マウス(A20 flox/flox villin-creマウス)に対しDSS腸炎を行うと腸炎が増悪することを確認した。さらにニッケル粒子を混餌するとDSS腸炎モデルが増悪することが判明した。病理学的に検討を行なっているが現在のところ肉芽腫の形成は認められない。そこで、腸管上皮特異的A20欠損マウスを用いた慢性腸管炎症モデルにニッケル粒子の混餌を行った。この慢性モデルでは腸管に肉芽腫様な変化を認め今後詳細に検討していく。次に、A20と同様に脱ユビキチン化酵素のTrabid(Zranb1)についても検討を行った。Trabid酵素活性欠損マウスを独自に樹立したところ、ムチン産生に異常があることが判明した。DSS腸炎モデルで解析したところ、酵素活性失活モデルにおいて腸炎が悪化することが明らかとなった。ニッケル粒子による腸炎への作用を検討していく。 さらに、既にA20変異(c.677del, p.Pro226LeufsTer2 )のある患者由来の腸管上皮オルガノイドを既に樹立済みである。ヒト初代細胞にてニッケル誘導性の細胞変調の解析を行う。継代においては形態的には変異のないヒト腸管上皮オルガノイドと同じ増殖を認めている。A20変異のある患者由来オルガノイドにおいてニッケル刺激による電子顕微鏡による膜動態やオートファジーの観察、サイトカイン産生、細胞死などを解析する。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)