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2021 Fiscal Year Annual Research Report

シングルセル解析を駆使した癌幹細胞の捕捉と新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 21H03001
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

Shamma A.A.Awad  大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (50402839)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 奥崎 大介  大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授(常勤) (00346131)
安藤 幸滋  九州大学, 大学病院, 助教 (20608864)
山本 浩文  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30322184)
横山 雄起  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60615714)
伊藤 心二  九州大学, 大学病院, 講師 (90382423)
江口 英利  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90542118)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords癌幹細胞 / 動物モデル / ヒト検体 / シングルセル解析
Outline of Annual Research Achievements

癌組織は自己複製能や多分化能を有し、娘細胞を作る少数の細胞集団(CSC:cancer stem cell 癌幹細胞)と最終的に腫瘍形成能を失う細胞集団の二群からなる。CSCは再発の原因となるので、これを駆除することが重要であるが、未だ有効な治療法は実現されていない。本研究ではODC degron, CD44v9やSox2などの既存のCSCマーカーを用いた細胞株・マウスレベルからのアプローチと、特定のマーカーに依らない患者検体からのアプローチの両面からCSCを捉え, CSCの多様性に応じた治療戦略を構築することを目的とした。初年度はODC degron導入細胞で非対称性分裂を起こす活動期CSCと自己複製しかせず増殖活性の乏しい静止期CSCのモデル細胞を樹立した。二つのCSCモデルは非対称性分裂を起こす鍵となる分子群、あるいは静止期CSCの鍵となる分子群の過去の報告での発現パターンとよく合致し、このモデルから新しいCSC関連分子候補を複数見出している。また細胞1個から腫瘍を造るスーパーCSCモデルを用いて特に正常組織での発現が乏しい3つの分子について過剰発現系やノックアウト系を構築し、スフェロイド培養や既存のCSCマーカー発現をみるなどして幹細胞性を検証している。マウスモデルではSox2を高発現する癌細胞はLgr5やCD44などの既存のCSCマーカーを高発現することから新規のCSCマーカー候補の絞り込みを進めている。膨大な量のデータ処理にはバイオインフォーマティクスに長けた分担者の奥崎を中心として、ソフトウエアとしてSubioを導入し、IPA解析に繋げるようチームとして修練を積み、習得した。臨床サンプルはこれまでに8例の正常上皮、大腸癌組織、スフェロイドについて各n=2で揃えてRNAシークエンスに提出した。

Research Progress Status

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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