2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of CXCL1 target therapy for cancer-associated fibroblasts in scirrhous gastric carcinoma
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21H03008
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
八代 正和 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60305638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 百合恵 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (30909924)
福岡 達成 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (50793783)
杉本 敦史 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 学外研究員 (80897356)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | CXCL1 / CXCR2 / 胃癌 / 予後 |
Outline of Annual Research Achievements |
骨髄由来間質細胞の遊走・浸潤能促進因子の検索・を行った. スキルス胃癌細胞株培養上清は骨髄由来間質細胞の遊走・浸潤能を亢進させ, C-X-C motifligand 1 (CXCL1)がスキルス胃癌細胞株のみに高発現しており, CXCL1中和抗体, もしくはC-X-C motif receptor 2 (CXCR2)のknockoutにより骨髄由来間質細胞の遊走・浸潤能促進効果は減弱した。スキルス胃癌マウスモデルを用いて、CXCL1阻害剤の投与を行った結果, 胃腫瘍の縮小, リンパ節転移の減少, 生存率の向上を認め, 組織学的検討によって骨髄由来間質細胞の減少を確認した。また、胃癌手術症例270例を用いてヒトデータでの妥当性を評価した,抗CXCL1抗体および抗CXCR2抗体による免疫組織学的検討を行ったところ, 癌細胞のCXCL1発現と間質細胞のCXCR2発現は有意に相関しており, 特にCXCR2は非スキルス胃癌に比較し, スキルス胃癌の間質細胞に高頻度に発現していた. Kaplan-Meier法による累積生存率をログランク検定にて解析したところ、胃癌細胞におけるCXCL1の高発現は、壁深達度およびリンパ節転移に有意に相関していた。癌細胞におけるCXCL1発現陽性かつ間質細胞におけるCXCR2発現陽性症例はその他の症例に比較し, 有意に予後不良であった. CXCL1は胃癌の悪性化に重要である可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
胃癌細胞でのCXCL1発現陽性かつ間質細胞でのCXCR2発現陽性は胃癌患者において独立した予後不良因子であった。CXCL1は予後因子であり、胃癌の悪性化に重要である可能性が示唆された。
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Strategy for Future Research Activity |
癌細胞のCXCL1発現と間質細胞のCXCR2発現を抗CXCL1抗体および抗CXCR2抗体による免疫組織学的似て行う。 予後解析をKaplan-Meier法による累積生存率をログランク検定にて解析する。
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