2021 Fiscal Year Annual Research Report
The mechanism for the formation of compensatory circuits after brain injury by synaptic plasticity
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21H03294
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
實木 亨 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (10546675)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 機能回復 / AMPA受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳損傷後どのような神経回路を担う神経細胞にAMPA受容体が集積することで失われた運動機能が補われているのかについて明らかにすることを目的とし、逆行性アデノ随伴ウィルスベクター(Tervo et al., Neuron. 2016:逆行性AAV)を用いて可塑的変化が起こった経路の同定を試みる。逆行性に蛍光タンパクを発現するAAVrg- hSyn-EGFPもしくはAAVrg- CAG-tdTomatoを用い、大脳皮質運動野からの投射先として反対側の運動皮質と皮質下投射の中継部位である橋に導入する。これらの処置によりウィルスが各脳領域から逆行性に大脳皮質第5層に感染し、大脳皮質から各脳領域に投射する細胞は蛍光タンパク陽性となりそれぞれの経路に投射する細胞を容易に見分けることができる。本年度においては運動学習後にそれぞれの領域に投射する神経細胞からパッチクランプ法により興奮性シナプス伝達としてのmEPSCを記録することができた。この結果を元として損傷後回復した動物において、どのようにこの値が変化するのかを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属機関の異動があったため、電気生理学的解析のためのパッチクランプシステムのセットアップや行動実験の立ち上げに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
パッチクランプシステムや行動実験については立ち上がったため、研究計画についてより迅速に遂行する。電気生理学実験によりどのような経路において可塑的変化が起こり回路が強化されているかを同定し、そのような回路の役割を光依存的分子不活性化法を用いて運動機能を解析する。
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Research Products
(4 results)