2023 Fiscal Year Annual Research Report
ゲノム編集技術を応用した食事および運動介入による加齢性疾患予防の分子機構解析
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21H03367
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 嘉高 早稲田大学, 人間科学学術院, 講師(任期付) (20507397)
石神 昭人 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 副所長 (50270658)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | NASH / MASH / 肥満症 / 脂肪肝 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまでに、Wdr6 (WD repeat protein 6)は脂質の蓄積に関わる細胞内シグナル伝達系を正に制御することを見出している。したがってWdr6の機能を阻害することで肝臓における脂質蓄積を抑制し、NASHの進行を抑制あるいは改善することが期待される。そこでWdr6がNASHの治療標的になるか否かを明らかにするため、コリン欠乏メチオニン減量超高脂肪飼料(CDAHFD)を給餌してNASH病態を誘導したマウスに対し、Wdr6のsiRNAを投与して肝臓特異的なWdr6の機能阻害がNASHの病態を抑制するか否かを検討した。 その結果、siRNA投与群の累積摂食量はcontrol群と比較して高値を示したにも関わらず、体重はsiRNA投与群とcontrol群の間に差は認められなかった。また、siRNA投与群の肝臓重量はcontrol群と比較して有意に低値を示した。NASHの各病態である肝細胞傷害(血漿ALT濃度)、脂質蓄積(肝臓中のTGおよびTC含量)、炎症(F4/80に対する免疫染色の陽性面積率, 炎症性サイトカインTNF-α, MCP-1, 抗炎症性サイトカインTGF-β1の遺伝子発現量)、線維化(肝線維化面積率, 活性化星細胞のマーカータンパク質α-SMA, コラーゲン分解酵素MMP9, その不活化分子であるTIMP-1の遺伝子発現量)について、siRNA投与群はcontrol群と比較してそれぞれ有意に低値を示した。siRNA投与群の肝臓におけるTGおよびTC含量はcontrol群と比較して有意に低値を示した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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