2023 Fiscal Year Annual Research Report
処理性能の不確定性を考慮したサービスチェインのマッピングとスケジューリング方式
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21H03426
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大木 英司 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70524156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 丈博 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (40793279)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ネットワーク機能仮想化 / マッピング / スケジューリング |
Outline of Annual Research Achievements |
ネットワーク機能仮想化技術の活用により、ソフトウェア化された複数のネットワーク機能を組み合わせたサービスチェインと呼ばれるネットワークサービスが提供される。高効率で低遅延なサービスチェインを提供するためには、サービスチェインをネットワーク上のノードにマッピングし、各ノードにおいて仮想化ネットワーク機能(VNF: virutal network function)処理のスケジューリングを行う必要がある。従来研究では、VNFの処理性能が変動しない(確定的である)と仮定して、マッピングおよびスケジューリングが行われていた。本研究では、VNFの処理性能に不確定性がある条件下で、高効率かつ低遅延なサービスを実現するマッピング・スケジューリング方式の基盤技術を確立する。
VNFリサイジングを可能にするFlexSizeにおいて、同種のフロー、すなわち、同一のホスト上で処理される同一のサービス、VNFのフローにはすべて同じ優先度を割り当てる方式をper-host priority (FlexSize-PHP)と呼ぶ。
フロー毎に優先度を割り当てるFlexSize with per-flow priority (Flex-PFP)を開発し、その適用領域を調査した。ネットワーク仮想化において、per-flow priorityを考慮しながら配備コストを最小化するサービス配備モデルを定式化し、アルゴリズムを考案した。FlexSize-PFPとFlexSize-PHPのいずれもVNFインスタンスの配置決定方法は同様であるが、優先度の決定方法が異なる。数値評価により、per-flow priorityはper-host priorityに比べ、配備コストを削減可能であることを示した。さらに、ネットワーク仮想化環境下における高信頼化技術を開発した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(39 results)