2023 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21H03491
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
林 克彦 北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (50725794)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 知識グラフ / 画像データベース / 生成AI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は知識グラフに代表される巨大データベースから高速に情報を検索するための技術開発、および、その応用先となる基盤データの整備を行うことにある。 23年度は、マルチメディアデータベースの整備の一環として、22年度から行っていた知識を用いた画像生成(あるいは逆の画像から知識データベースの生成)に関わるデータセットをWikipediaから構築した。この成果は2023年7月開催に開催された国際会議ACL23に採択された。また、知識と画像の併用に関する研究として、画像の批評文生成、および、芸術画像の説明文生成に関する課題に取り組んだ。どちらもWikipediaから知識と画像に関わる情報を抽出することで実施した。それぞれ2024年3月に開催された言語処理学会年次大会で発表を行った。また、それぞれの論文を国際会議ACL24に向けたACL Rolling Reviewに投稿している。さらに、音楽検索に向けたデータベース整理にも取り組んだ。具体的には、YouTubeにある音楽動画のサムネイル画像を利用して、音楽に対する印象を自然言語の文章として記述することを行った。これにより、音楽を自然言語の文章で検索できるようになる。この成果は、23年12月に開催されたARG WI2研究会や24年3月に開催された情報処理学会の音楽情報処理研究会で発表した。現在、国際会議へ投稿中である。 他にも、データベースの要素へラベル付けを行うタスクとして、大規模マルチラベル分類タスクにも取り組んだ。1つは学習効率を向上させる手法を提案しており、もう一方は閉形式解を持つ簡易な手法を提案した。これら2つの研究は、2023年12月に開催された情報処理学会の自然言語処理研究会およびARG WI2研究会で発表した。それぞれ国際会議への投稿も行った。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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