2022 Fiscal Year Annual Research Report
曖昧検索技術を用いたユーザフレンドリーな観光情報提供に関する実証研究
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21H03723
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
山本 英子 岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 教授 (90450692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井佐原 均 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (20358881)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 観光情報 / あいまい検索 / ユーザフレンドリー |
Outline of Annual Research Achievements |
一般的に観光情報提供サービスは観光客がユーザであるが、本研究では、人工知能(AI)技術を用いて観光情報を提供するサービスを念頭に置き、その情報を求めるユーザとして、観光客(旅マエ、旅ナカ)だけでなく、観光案内所や観光ガイド(旅ナカ)も対象としている。 本研究を始めた時期は、コロナ禍の中、国内外の移動が制限されており、国内の観光関連産業は需要の激減の影響を受けていた。インバウンドや国内観光需要の喚起のためには、観光客が魅力的と感じる情報を的確に提供することが必要であり、たとえば日本政府観光局においても、「旅マエ・旅ナカのニーズに対応する総合的な情報提供体制の強化事業」を実施し、AIによる情報提供の強化を検討していた。 現在、観光情報の提供手段として、観光ウェブサイトに設置されたチャットボットが普及してきているが、まだまだユーザが満足するレベルには至っていない。また実用化の範囲としても、一つの地区や商業施設の案内といった範囲が多く、広範な情報を用いるものは少ない。本研究では当初、我々が開発したBERTに代表される深層学習を用いた曖昧検索技術を観光情報誌のデータに適用することにより、ユーザのニーズに合った情報を得ることを目標としていた。しかしながら、その後の生成的人工知能(生成AI)の発展は目覚ましいものがある。このことを踏まえて、我々はデータベース検索を行う従来型の検索技術に加えて、生成AI技術を用いた観光情報提供の研究を行った。生成AIの知識源として観光情報を用い、ユーザの入力(質問)に対して、適切かつ誤りのない回答文を生成する手法を提案した。ユーザが親しみやすい情報提供を行うために、観光地に関連した人物の口調による観光案内を実装した。また日本各地の観光資源を俯瞰的に把握するために観光情報をワードクラウドによって可視化することを試みた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画から「計画に関する諸条件(研究協力者(機関)の事情)」の事由により、計画の変更を行った。 具体的には、評価計画検討、システム評価、研究成果とりまとめは次年度に延期することとした。 この変更した研究計画にはおおむね沿って研究を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
提案した生成AIを用いて「適切かつ誤りのない回答文を生成する手法」を実装し、さらなる精度向上と実証を進める。
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